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【ブログ】人が死亡すると、「相続」が発生する

◎相続とは、 亡くなった人の財産の承継

「相続」とは、人が亡くなったとき、原則その人のすべての権利や義務、 財産を、

ある一定の親族関係にある人が受け継ぐことをいいます。

相続させる人を「被相続人」

財産や権利・義務を受け継ぐ人を「相続人」と呼びます。

すべての財産とは、土地や建物、現金などのプラスの財産はもちろん、

借金などのマイナスの財産も含まれます

プラスの財産のみ、または特定の財産のみを受け継ぐことはできません。

相続に関するルールは、民法の第5編「相続」で「相続は死亡によって開始する」と定められています。

つまり、何の手続きもなく、人が死亡すると、相続が開始するのです。

相続にまつわる問題は、相続税だけではありません。

一番の問題は、残された財産を誰がどのように受け継いでいくのか、 ということです。

この問題は資産家に限らず、誰にでも起こりうることです。

相続を”争族” にしないためにも、きちんとした準備が必要なのです。

 

◎遺贈とは、遺言による財産の譲渡

遺贈とは、遺言によって遺言者の財産などを譲渡することをいいます。

遺贈する人を「遺贈者」

遺贈により財産などを受け継ぐ人を「受遺者」 といいます。

遺贈は、一般的に、相続人以外の人に財産を譲渡する場合に行われますが、相続人に対しても行うことができます。

 

◎死因贈与には、お互いの合意が必要

死因贈与も含め贈与とは、自分の財産を他の人に無償で与えることをいいます。

この場合、贈与する側、受け取る側の双方の合意が必要となります。

受け取る側が知らないなど、一方だけの意思表示では、贈与とはいえないのです。

 

☆ここに注意!

人が亡くなると、相続が起こります。

相続とは、亡くなった人の財産を受け継ぐこと。

資産の額にかかわらず、これは、誰にでも起こりうることなのです。