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【ブログ】相続税

◎納付する相続税は課税遺産総額で決まる

相続税の計算では、遺産を取得した人ごとに各々の相続税額を計算するのではなく、

まず被相続人の課税遺産の総額に対して、支払う相続税額の総額が決まります

これを遺産税方式といいますが、

各人の実際の相続税額は、この課税遺産総額に対する法定相続分に応じた相続税額の総額を、

各人の相続財産の取得の割合に応じて、配分する流れで求めます(法定相続分課税方式)

所得税や法人税といった他の税金の計算とは異なる特殊な手順で計算しますから、

少し難しいように感じる人もいるでしょう。

確かに、相続財産ごとに税務上の評価額を計算するといった作業はなかなか大変な面はありますが、

相続財産についても一般的には、土地・建物、非上場株式を除けば、

現金、預貯金、上場株式がほとんどですから評価方法もシンプルです。

それぞれの段階を踏まえて丁寧に計算していけば、誰でも正しい相続税額を求められます。